CATのゆったりライフ

日々生活の中で興味のある事を書いてます。

外国為替のしくみを読んで2

こんにちわ!CATです!

今日は予防接種に行ってきました。海外にいく前に予防接種やりますが、長いと予防接種を再度しなければならない事ってあるんですね。

 

 

  • 固定相場制・変動相場制など

 前回は外国為替は異なった国の通貨を交換する事で経常取引・資本取引・スペキュレーションによって需要と供給が動く事を説明しました。またレートにはスポットレートとフォワードレートがあり、レート表示にも自国通貨建て・他国通貨建てなどがある事もわかりました。

 需要と供給によって各通貨との交換レートが変わる仕組みを変動相場制と言います。一方、交換レートをフィックスする仕組みを固定相場制と言います。以前ドルと金の交換を保証し、そのドルと他国の通貨の交換レートを固定化してました。(ブレトンウッズ体制)その固定相場制をやめて現在は変動相場制が主流になってます。香港など小さな国はカレンシーボード制を採用しております。自国の通貨をドルなどの外国の準備通貨と交換に応じるレートを決める事で他の国の通貨に価値を保証してもらっている仕組みです。ファンドなどの投機勢に通貨の価値を振り回されないようにするためにカレンシーボード制を採用してます。

 

  • 銀行間市場と顧客市場

外為市場は銀行間市場と顧客市場があります。

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 銀行は最も良いレート(インターバンクレート)で取引しており、顧客から注文があると利益を乗せた顧客レートで銀行は取引します。

 トレーダーがFX取引をする際はFX業者に注文を出します。FX業者は銀行にさらにカバー取引を出します。FX業者はDD方式NDD方式のどちらかを選択し、大半はDD方式を採用してます。NDDはFX業者がブローカーとして若干の利益を乗せてカバー先の金融機関に発注する方式です。カバー先金融機関はインターバンクレートで提示する金融機関です。カバー先が多いFX業者はスプレッドの小さい為替レートを提示する事が出来ます。

 一方、DDはFX業者がディーラーとして自分で決定したレードを提示し、カバー先が提示したレートは顧客に提示されません。結局どちらも

 顧客 ⇆ FX業者 ⇆ カバー先金融機関

ですがNDDの場合はFX業者はブローカー業務で、DDの場合はデーリィング業務をしてます。NDDがNo Dealing Deskの省略である事からも分かりますね。

 DDの場合、カバー先に注文出さずに顧客が損すればFX業者の儲けになる一方で、NDDは取引が増えれば手数料も増えるので利益相反にはならない仕組みです。DDの場合スリッページ(注文したレートと約定したレートに差が生じる事)も起きる可能性もあります。そういえば、この前GMO金融庁から行政指導されてましたね。利益相反行為が起きにくいNDD方式を採用するヒロセ通商がオススメですね。

 それでは!

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