こんにちわ!CATです!
タイは相変わらず暖かいです。日本では雪も降ってるようですね。
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通貨の安定を図る日本銀行
前回は経済指標をもとに財政政策・金融政策が決定される事を勉強しました。中央銀行である日本銀行の役割は
- 発券銀行
- 政府の銀行
- 銀行の銀行
です。日本銀行のサイトをみてみると物価の安定と2%の物価安定目標が書かれております。
また日本銀行法の第2条(通貨及び金融調整の理念)では
「日本銀行は、通貨及び金融の調節を行うに当たっては、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することをもって、その理念とする。」
と規程されております。 日本は円の価値が暴落して食べ物を買う事ができないような状況を経験したことはありませんが、悪名高いジョージソロスとBOEの戦いでは一夜にして住宅ローン金利は16%も上昇したそうです。
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物価の安定を図る指標
日本銀行は中長期的な物価安定の目途として物価上昇率2%を目標にしてました。物価上昇が2%を超えると政策金利を上げて、2%を下回ると政策金利を下げてます。最近では多くの国がゼロ金利なので量的緩和と言う手段で無理矢理に通貨の価値を下げインフレに向かうようにしてます。
消費者物価指数(CPI)は全国世帯が購入する家計に係る財及びサービス総務の価格等を総合した物価の変動を時系列的に測定したもので総務省統計局で確認することができます。
これとインフレターゲットを比べて今後の中央銀行の金融政策を考えたりします。
短期的な政策金利は中央銀行がコントロールし、長期的な金利(国債の利回り)は債券市場の需給関係によって決定されてます。最近では各国の中央銀行が国債を買いまくっているので長期金利も市場メカニズムから乖離しているようです。ちなみにEUの場合はユーロ加盟国が共同で発行する共同債はなく、通貨は同じEUROですが金利の異なる国債を各国が発行します。
市場メカニズムによって決定される長期金利は格付け会社の格付け変更にしばしば影響を受けます。格付け会社には
- スタンダード&プアーズ
- ムーディーズ
- フィッチ
があり、リーマンショック時のアメリカ国債の格下げ、ギリシャ債務危機におけるギリシャ国債の格下げなどがあります。一般的にBB+以下は5年以内に3割がデフォルトする可能性があり投資不適格と言われています。
- まとめ
今回の章は中央銀行の事を学びました。中央銀行は物価と通貨の安定を目的に金融政策を行い短期金利をコントロールし、市場メカニズムによって長期金利が動き格付け会社の情報が参考になるって事です。割と頭が整理されたので良かったです。それでは!