こんにちわ!CATです!
仮想通貨界隈も盛り上がってきてトレードのやる気が出ますね。ただ私はトレード回数は減らしたいんですよね。。。基本スイングで手間を省きたい。画面ずっと見るのって時間が勿体無くて。。。
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ポンド
ポンドはブレトンウッズ体制で米ドルが基軸通貨になるまで世界の基軸通貨として君臨していました。またイギリスの中央銀行であるBOEはイギリス人以外の外国人を起用するなど特徴的です。
イギリスはサッチャー時代から一般人が所有する事を学びました。サッチャーは徹底的な財政赤字削減のために英国石油の民営化し、従業員持株制度を通じて従業員の労働意欲を刺激しました。また公営住宅を民営化し英国の持家比率は最高レベルに到達しました。このようにイギリス経済を見るときは住宅市場に注目すると良いようです。
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英国の注目経済指標・政治
英国政治・経済はポンド取引に密接です。ポンドをトレードするならマクロ経済と金融政策の見通しを盛り込んだインフレーションレポートに目を通した方がいいです。2、5、8、11月に発表されます。
BOEはこのレポートを発行される月に金融政策変更に動くことが有名です。インフレターゲットに対しCPIが上振れしているか?下振れしているか?によって金融政策を変えていく傾向があります。
ポンドを動かす要因には選挙もあります。英国議会は上院にあたる貴族院と下院に当たる庶民院があります。未だに貴族がいて終身議員だって。。。すごいね。首相や大臣は庶民院から選出され保守党と労働党の2大政党です。選ばれた政党が5年間の政治方針・国策を決定します。
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殺人通貨ポンドとEU離脱
ポンドは殺人通貨と呼ばれていて月に900pip以上動く事もあり5、9月が大きく動くようです。EU離脱を例に見てみます。2012年後半からギリシャから拡大するユーロ債務問題に対処するため英国に拠出金の増額を命じます。EUに加盟してないのに税金を投入するため国民からの不満が募ります。2010年の選挙で単独過半数が取れず連立与党となっているキャメロン首相はこれ以上議席を取られる事を懸念し2013年1月23日に
「EU離脱に関する国民投票」を2017年までに実施すると呼びかけます。
これにより金融都市であるシティが無くなるかもしれないとの懸念からポンドが下落します。更にこれに追い討ちをかけるように2013年2月22日ムーディーズが英国債の格下げを発表しました。
格下げは年金基金に代表される機関投資家が保有する英国債を減らさなくてはならない事を意味します。このため10年物国債利回りは上昇(国債価格下落)しポンド売りが炸裂します。1000pipも下げますが、3月11日に1.48307が底となります。
キプロスに端を発したユーロ債務問題にテーマが移ったためです。非常に興味深いのはユーロ圏で問題が発生するとポンドが買われる事が非常に多いです。私はこのような場合はヨーロッパの通貨全て下がるだろうと思ってましたが、そうじゃないんですね。勉強になりました。
ポンドをトレードする場合は
- イギリスの政治
- インフレターゲットとCPI
- 不動産市場
- ユーロ圏の政治経済情報
を十分に調べる必要がありますね。最近はFXはやっていないですが、チャンスがあれば取りに行きたいですね。それでは!