CATのゆったりライフ

日々生活の中で興味のある事を書いてます。

本当にわかる株式相場を読んで5

こんにちわ!CATです!

 最近はタイは雨続きですね。下水が発達してないので路上に水が溢れてしますのが難点です。今日はキャッシュ関連の指標について書こうと思います。

 

 

 BSを見る際にチェックすべき項目にネットキャッシュ・ネットデットと言う単語があります。算式は

 ネットキャッシュ・ネットデット = 現金・有価証券 ➖ 有利子負債

です。有利子負債とは借入金・社債・CP・リース債務などです。この算式が0以上ならネットキャッシュ、0より低いならネットデットと言います。ネットキャッシュがある場合は

 ネットキャッシュ ➗ 時価総額 

が何割になるかを見ます。時価総額の中にネットキャッシュの割合が多いと企業の株価は割安と考えます。キャッシュリッチでも成長性が低い場合もありますので注意します。海外投資家はフリーキャッシュフロー利回りと言う指標も使います。フリーキャッシュフロー(FCF)とはキャッシュフロー計算書の営業CFと投資CFの合計をいい、この利回りの算式は

 FCF利回り = 時価総額 ➗ FCF

で買収した場合に何年で投資回収できるかを考えます。他にも

 デットエクイティレシオ = 負債 ➗ 自己資本

と言う指標もあり1以下が健全です。また業績が悪い会社は短期借入金が長期借入金に比べて増加する傾向にあります。これは銀行が長期で貸したくないからです。

 

  • 株価指標

 これは以前ブログで書いた事がありますね。PER・PBR・配当利回りです。

 

www.catslowlife.com

 日本取引所グループのHPに実績ベースの業種別のPER・PBRが掲載されています。

www.jpx.co.jp

 ちょっとビックリしたのが2020年1月のPER平均が28.6を叩き出しました。IT関連がずば抜けたPERなので、それに引っ張られている感じ。ダウンサイドリスクが低く収益性の高い銘柄を探すには

  1. PBR <1
  2. ネットキャッシュ > 時価総額
  3. ROE > 8%
  4. 自己資本比率 > 40%

を指標にして検索すると効率的です。

企業買収に用いる指標

 ネット上でもたまにお目にかかるEV・EBIT・EBITDAについてざっくり書いてました。EVはEnterprise Valueの略で企業価値、買収価値を言います。ここで算式は

 EV = 時価総額 + 有利子負債 ➖ 現預金 = 時価総額 + ネットデット

って書かれてました。前回、企業価値について説明しましたが、これだと事業価値になるんだけど。。。この著者間違って。。。いや止めとこうw

 EBITはEarning before Interest and Taxの略で営業利益と考えてもらっていいです。EBITDAはEBITにDepreciation(減価償却)とAmortizationを加算した金額です。EBITよりもキャッシュに近いですね。買収する時に

  1. EV/EBIT(営業利益倍率)
  2. EV/EBITDA(7〜8倍が目安)

を使ってキャッシュフロー利益を使って何年で回収できるかを検討します。上記の内容は非常にさらっと書いてあり、物足りなく感じますね。ファイナンスの専門書ではないので仕方ないですが、今後は深堀していこうと思います。それでは!

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