こんにちわ!CATです!
ついに書き溜めていたブログが底をつきました。。。正月以降はアメリカ大統領選挙に興味が集中し、その後はトランプロスで何もする気が起きませんでしたw
今年も2月中頃なので、色々初めて行きたいと思います。
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欧州の特徴
前回ブログで書いたように国が財政政策を実施し、中央銀行が金融政策を実施する事を書きました。EUの場合はECB(欧州中央銀行)がユーロ通貨圏の統一的な金融政策を実施し各国が財政政策を実施するので、ECBの政策が各国の実情に合っていない事がしばしばあります。したがってユーロの問題を考える場合は各国問題であるか、ユーロ圏全体に影響がある問題であるのかを考える必要があります。
また中央銀行であるECBは物価の安定を目的にしてますが、各国物価水準ではなくHICP(Harmonized Index of Consumer Price)という欧州全体のEU基準消費者物価指数を使って判断します。PMI(購買担当者指数)も重要で50以上は景気が良く、50を下回ると景気の見通しは悪いようです。PMIが50以下から50を超えると株価の上昇に繋がりやすいです。
過去のデータからユーロドルの組み合わせは5月と9月がもっとも動きやすいようです。最近は仮想通貨オンリーですが、動かない時期はFXをやってみるのも良いですね。
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ユーロ危機
ユーロの性質を考える場合ユーロ危機がいい材料です。そもそも発端は、ギリシャの政権交代が起きた際に「ギリシャがユーロ圏に加入した時に提出した財政資料の数字が改竄されていた事実を暴露した」事です。財政赤字がGDPの5.1%と発表していたが実際は12.7%でした。ユーロは金融政策を各国が対策できないので各国の財政が安定している事が重要です。
非常に興味深いのが、この事実が発表された10月4日にはユーロドルは下落せず、政策金利の発表を理由に11月25日1.5143の高値をつけてます。私はファンダに関わる大きな流れが変化する場合、イベントが起きたら直ぐポジってましたが慌てて対応する必要がないと分かります。今まで積み上がったユーロドルのロングが最初に解消され、ショートポジションが積み上がっていくという流れです。上昇トレンドが下落トレンドに決定付けたのは2009年12月17日のギリシャ国債の格下げでした。格下げをすると金融資産として資産運用会社は保有できなくなるので、ギリシャ国債は叩き売られます。
ギリシャ危機以前はアメリカがリーマンショックで量的緩和政策をしていたので、ユーロドルは上昇してましたが、ギリシャ以外のユーロ圏は本当に大丈夫なのか?という懸念が生じユーロドルが下落して行ったのです。なかなか学びが多いですね。
それでは!