こんにちわ!CATです!
読んでるオプション取引の教科書がようやく半分位まで進みました。
どんどん読み進めていこうと思います。
タイムディケイドを利用したコールオプション売りのやり方を軽く学びました。
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コール売りの手順
前回学んだようにコール売りを実施する際にSQ日までの残日数・プレミアム20円あたりをターゲットに探す事は難しくありません。重要なのは
「特定したコールの権利行使価格が現在の日経平均株価からどの程度離れているか」
です。算式は
権利行使価格 = 日経先物の現在価格 ✖︎ HV ✖︎0.6
なので先物が20,000円でHV15%とすると21800円以上離れていなければなりません。
その後、必要証拠金が自分の資金の1/3である事を確認して売り注文を出します。目標の値幅10円として指値注文をかけて置けばOKですが、プレミアムが10円以下になったら利確した方が良いみたい。
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リスク回避の基本方針
驚いたのが、この本ではロスカット設定を推奨してませんでした。。。え??って感じです。理由は
- プレミアムの変動は大きく簡単にロスカットしてしまう
- そもそも徹底して、ロスカットされない銘柄を探せ
- 過去のデータから日経平均株価が2,000円離れた権利行使価格に到達する事は稀有
- コールオプションが権利行使価格に到達しない限りプレミアムは最終的に0円
だからとの事。。。。ちょっと賛同できないなぁ。80円位にロスカット入れるか、IVを見てロスカット入れますって思ったのですが、ロスカット以外に理論的なリスクヘッジの方法が有る事が理解できました。
著者は予期せぬ暴騰に対してはロスカットではなく、カバードコールと両建てというヘッジ取引を実施するようです。
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カバコと両建て
カバーコール
カバコは「カバードコール」の略で、日経平均が上昇した場合にコールオプションの売りを保持したまま日経先物をロングする事です。 本来の合成ポジションは日経先物ロングとコール売りを同時に仕込むようですが、この場合は途中から日経先物をロングしています。
今後チャートから日経平均株価は500円上昇すると予想された場合にギリシャ指標から考えると、
- デルタ(0.1)として500円 ✖︎ 0.1 = 50円の上昇
- ガンマはデルタの影響による増幅で副次的で、それほどプレミアムに寄与しない
- ベガはゆっくり上昇するのでIVはあまり変化しないので、度外視
- セータはタイムディケイドなので、プレミアムの減少になる要素なので無視
となります。デルタは日経平均が動いた時のオプションのプレミアムの変化量なので、日経225先物(ラージ)のデルタは1です。日経225先物(ミニ)は0.1です。この場合は日経225(ミニ)を枚数に応じてロングすれば、ミニのデルタとオプションのデルタが相殺されます。
このようにカバコは日経平均が継続的に上昇する確率が高いと判断した場合に用いるヘッジ手段になります。
両建て
両建ては売っているコールと同じ銘柄のコールを同じ枚数で買う事です。何かの理由で急騰し、どこまで上昇するか分からない場合に損益をロックして様子を見ます。そして上昇相場が頭打ちになり、安全が確認できたらヘッジ分(買い側のポジション)を解消し再びコール売りの利益を狙います。
仮に上昇が続いて権利行使価格を超えてITMになった場合はSQ日に同時決済してロスカット。権利行使価格まで到達しなければ、コールのプレミアムはゼロに近づくので買いポジションを解消し、売りポジションは利益が出たところで利確する事で損失を最小限にできます。
カバコと両建ての使い分け
予期せぬ上昇が起き
を実施するという事です。ビットコイン 自体のボラが凄いので、ビットコイン のIV凄そうですね。。。カバコしか使えないんじゃないの?頭で理解は出来ましたが、これ実際にやるのは難しそう。本が読み終わったら、デモ口座で練習しないとダメですね。
それでは!