こんにちわ!CATです!
まだ正月じゃないのにおせち食べてしまいましたw
日本から送られてきたので嬉しいです。
-
ESG投資
第一章はESGの視点から企業価値創造プロセスを示すという表題でした。ESG投資はEnvironment(環境)、Social(社会)、Governance(ガバナンス)を重視した企業を重視する投資方法です。国連が機関投資家に対して企業の財務情報ではなく非財務情報を考慮して長期的な投資をするように促した事がきっかけでした。個人的には綺麗事やなって感じでバイデンを想起させます。
1章では武井氏が機関投資家の方と運用手法について話されてました。投資をする際に考えなければならないのは運用資金の性質と収益性をどう決めるかです。年金資産などであれば、長期的な投資を見込みインデックス(TOPIXなどの指標)運用をします。
機関投資家はSとGが特に企業価値に貢献していると考えているようです。
-
ガバナンス
一昔前までは議決権行使にかかわる事が中心でしたが、最近は運用者が評価し非財務情報として長期業績予想・企業価値評価に活用できるガバナンスが注目されているようです。上場企業には現在、監査等委員会設置会社・監査役会設置会社・委員会設置会社
があるようです。監査等委員会設置会社は急速に増加しており上場企業の4分の1までになってますね。知ってる会社も知らぬ間に監査等委員会設置会社になってたw
監査等委員とは取締役をチェックする取締役です。取締役は監査等委員とそれ以外の取締役に分類され業務執行取締役はなれません。監査等委員会はその過半数が社外取締役に分かれます。監査役を置きません。
監査役会設置会社は一番シンプルで監査役には取締役会を招集する権限がありますが取締役会で議決権はありません。監査等委員は取締役なので議決権がありますので、その点が違います。
委員会設置会社は監査等委員会設置会社に指名委員会と報酬委員会を加えたイメージです。委員会の委員の過半数は社外取締役である必要があります。
監査等委員会設置会社は他のガバナンスよりも取締役の数を少なくでき、取締役の指名や報酬を自身で決める事ができるので選択されているようです。
-
コーポレートガバナンスの流れ
第2章ではコーポレートガバナンスに興味を持つ流れは10年感覚で起きているようです。第一の波は1990年代にカルパースの宣言をきっかけとした安定株主のレッテルを返上しようとする変化。第二の波は2005年の会社法施行前後に企業価値をキーワードに進展しそうでしたがアクティビストが前面に出過ぎて失敗しました。第三の波は安倍内閣時の成長戦略の一貫として。第三の波は政府主導でありツール自体は整備されているが企業かと投資家がいかに効率的にツールを使いこなせるかが重要であったようです。
日本企業は技術開発力・生産管理など優れた点があるものの、ROEが低い、配当が出ない、株価が上がらない等と株主が報われない印象があるようです。マーケットには長期投資家と短期投資家がいますが長期で業績が良くなるのなら長期投資家は短期投資家が売った株を買うと記載がありました。これは当たり前の話ですが興味深いですね。ビットコイン にも同じ事が言えると思います。
会話形式の本だったので、もう読み終えてしまったw深く読めば気になる事も出てくるんだろうけど、あまり面白くなかった。。。ってことで次の本を読みます!
それでは!